P.S.F. Records Modern Music 研究室

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PSFD-17〜PSFD-30 (PSF Records) ガセネタ 不失者 ロストアラーフ ボルビトマグース 灰野敬二 三上寛 友川かずき 他

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PSFD-17,1991年

ガセネタ/Sooner or Later

9点/☆☆(鳩)(宮岡)

 

たぶん2009年、まだmixiの時代にマイミクがオススメして いたガセネタの赤いCDをAmazonで買って六畳間の真ん中に 置いたCDプレイヤーで真昼間に聴いたのを今でも覚えている。

黒く太い音でくぐもりながらうねるベース、 まっとうにタイトにリズムを刻むドラム。 そのうえに乗っかっているのが、 キチガイが一心不乱にアイスピックを振り回しているような危うい ギター、 自滅めがけて暴力的にがなり散らされる美しく尖った言葉たち。 このヤバい音楽はなんだ、 耳がふやけた大学生には強烈すぎるドスの効いた体験だった。

「SOONER OR LATER」は、PSFから出ていたガセネタの1stアルバム。 1978年 明治大学での録音が収められており、当時のメンバーは山崎春美( vo)、大里俊晴(ba)、浜野純(gu)、村田龍美(dr) の4人。 ガレージパンクとかサイケとかそういう言葉ではくくれない、 生き急いだ激しい音楽。真っ赤な江夏ジャケも最高で、 今や自分の中のアングラ音楽イメージそのものになってしまった。

思い返せば、ガセネタがPSFや吉祥寺マイナー周辺への入り口だ った。 メジャーでもインディーズでもない得体の知れない音楽の世界が広 がっていることを知り、聴き漁り、「 こんなことをしても良いんだ」 と気づいたことで自分の価値観が広がった。 そういう意味でも大切な一枚です。 (宙空一派)

 

ガセネタ。
むちゃくちゃカッコいいバンド名。何回でも
言いたくなる。ガセネタ、ガセネタ。

狂気の沙汰と言えるくらい歪んだギター、淡々としたビート、わめき声。
あと悪すぎる音質。最高。

もし貴方がガセネタを聴いた事が無いなら、このCDは生まれて初めての経験になると思います。
是非、大音量でお楽しみ下さい。(山田知己)

 

 

ガセネタは、何らかの要因により内に滞ったエネルギーをいかにして放出するかを、だんじりがコンチキチンとせわしなく鳴り響き太鼓が間断なくリズムを刻みいっちゃん盛り上がって頂点に達したときが持続したまま、みたいな疾走感で教示する。

歌詞は、切迫していながらもどこか視点が突き放されている。人間の内面とかきつい状態とかをうたっている部分ですら、まるで観測しているような奇妙な客観性があるのだ。

しかも、観測する主体の表現方法が平均値からみて飛んでいる。散弾銃のごときパワーと勢いを以てギリギリまで言及に突き進む切迫感があっても、それをあらわす言語は"海底のような暗い閃きに 間違って感光させた白色フィルム"のようにするりと大方の人間の感性を越えていく。他惑星から飛来した恒点観測員が、地球の人間に憑依しつつパンク音楽にのせたスケッチをしているみたいだ。

それでいてなお、ガセネタの曲の歌詞は地球人の共感を呼ぶものである。

鈴木いづみの『ラブ・オブ・スピード』に出てくる見晴(ミハル)って、山崎春美さんのことやないか、と読んでからずっと経って気がつく。

しょうむないヤツを弄っておもしろがるいちびり、どこか冷めた感じ、神経質で気ィ遣いなのにやること大胆、といった見晴のキャラクターが、ガセネタを聴いたときの印象<恒点観測員>と結びついた。

もしもあなたが"焦点の定まらない"どんならんデ、という状況ならば、ガセネタを聴けばよい。

荒々しゅうて速いギターとベースとドラムと、恒点観測員として地球に飛来したような山崎春美のうたが、健全な逸脱に導いてくれるだろう。

(LwL aka シャア(カルピス原液/賢いユリシーズ)

 

 

知る人ぞ知るカルト的なバンドだが、メンバーの中で今でも音楽活動を続けているのは山崎春美(あまり頻繁ではないが)くらいで、もの凄いギターを弾いていた浜野純が音楽から離れてしまったのは残念でならない。1978年録音の異端的ガレージ・サイケ・パンクの傑作(アダバナ)

(生悦住英夫氏・STUDIO VOICE(スタジオボイス)2000.⑦月号VOL.295より引用)

 

 

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PSFD-18,1991年

ロストアラーフ/ロストアラーフ

9点/☆(鳩)

 

灰野敬二氏最初のバンド・ロストアラーフ。

ピアノ、ドラム、ボーカルの変則的な編成のアバンギャルドユニット。Live録音1970年と言うことは灰野さんはまだ18歳くらいなのでは。このボーカルは、既に凄い事になってます、。灰野さんのボーカルは高校生の時ピアノの鍵盤の端から端まで全部出た、という話です、正に天からの賜物なのだろうか。必聴。

(文責:宮岡永樹)

 

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PSFD-19,1993年

Borbetomagus/Live At In-Roads

10点☆☆(宮岡)

ニューヨークの轟音ノイズユニット、ボルビトマグースの再発盤。ツインサックスとギターが基本的にひたすら爆音で暴力的な心地よいノイズを奏でる。ボルビトマグースとは古代ゲルマンのミミズの都市を意味するそうです。なんじゃそりゃ。名盤。

(文責:宮岡永樹)

 

 

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PSFD-20,1992年

三上寛/女優

 

大学生の時に新宿のディスクユニオンで購入をした。特記欄に「根本敬ジャケ」と書かれていたことを鮮明に覚えている。あまりにも作品の本質を無視したコメントだと、聞く前に辟易とした。まあこれは同じくPSFから98年に発表された『アラシ・雨・アラシ』の特記欄にも「赤塚不二夫ジャケ」と同じような惹句が書かれており、そのような善悪があり得る世界があるのだと思うことにしたが。言わなくてもいいとわかっているものの、中古市場はこういう気持ち悪さが蔓延している。(そのくせ多くのPSF作品は100円で投げ売りされているんだ…)

肝心の作品の内容に関して、実は言及することはなにもない。(前作『俺が居る。』、次作『U.S.E.』と天皇制や湾岸戦争などの時潮を鑑みて言及すべき点はあるのかもしれないけど、そういうのは別の次元で語られるべきでおれが語ることではないと思っています、なんなら全ておれが書く意味はないのだが…)
そもそも三上寛を知っているなら、この作品は聞く必要すらないのかもしれないとすら感じる。当たり前だが、当たり前のように素晴らしいのである。これは聞かずともわかる。誰もが知っている通り、三上寛のアティチュードは一貫している。それ故にそこに魔法が生まれる。そう、ただそれだけである。どこから作品を出そうとそれは変わらない。

ただ、個人的にはPSF期のおよそ20年ほどが、三上寛の真骨頂(20年が真骨頂って長すぎるけどそういうものなんですよ)、脂の乗り切った時期だった。そして今作はその甲矢となるアルバムだったのだろう。M2「ああ創価、身延の山は波木井の里か」のポエジーこそがこのアルバムの頂点だ、タイトルが好きなだけってのもあるが。

とりあえず思い入れ抜きにPSFの三上寛を集めるなら、このアルバムからというのがわかりやすいのではないだろうか。次点ではPSFからの最後のアルバムとなった『弥吉』(2010年)ですかね、フォーク全盛の、当時の思い出を語る三上寛という点もあるし、「とんかつ日和」は最高だし。初期の作品ももちろんいいが、どう考えたって、乗り越えられようにもない、あまりにも真摯に三上寛という現実を突きつけているのはPSFからのアルバムだと思う。もちろん近作もいいですよ。

それにしても、有名な漫画家がジャケ描いたからって、惹句にしなくてもいいじゃんね、別に。(文:しろしろ)

 

 

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PSFD-21,1992年

吉沢元治/From The Faraway Nearby

 

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PSFD-22,1992年

吉沢元治,小杉武久,三宅榛名/Angels Have Passed

10点☆☆☆(宮岡)

名盤。1991年10月13日、新宿ピットインでのライヴ盤。タージ・マハール旅行団の創設者小杉武久と、前衛ピアノ奏者三宅棒名を迎えて展開したライヴ。 吉沢元治氏の自作5弦ベースと小杉武久氏のエレクトリックバイオリンが双方終始コズミックな響きでもって展開し、2曲目から登場する三宅榛名氏のピアノに絡んでいく。ここではジャズ的なフレーズは無く、寧ろノイズや現代音楽のよう。この並外れたやりとりの間も一切ブレることなく息の合ったプレイを見せられるのは、それぞれの分野で研鑽された三者の実力の示す所と言えよう。(まあ、これだけの顔ぶれ、当たり前か。) 

(文責:宮岡永樹)

 

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PSFD-23,1992年

灰野敬二/慈

10点☆☆☆(宮岡)

 

90年代のライブ盤であり(個人的な)ソロ名義での傑作。先ず個人的に耳を奪われるのは、静 寂と轟音の鮮烈な対比と音楽全編から感じられるグノーシス主義的な思想性だ(近年のイン タビューでもグノーシスについて言及している)。このアルバムの音楽としての構成要素は ある種の宗教音楽を想起させる様な美しく叙情的なギターの旋律と、柔らかい言葉で内省や 思弁、サディズムを歌い上げる音楽としての力を持ったヴォーカルだけなのだが、その音楽 の豊かさと豊潤な残響からその編成の少なさを全く伺わせない。他の名義にも通底する独創 的でありつつストレートなロック的感性を伺わせるコードの感覚や氏の作品としては珍しく 定型のリズムを採っているという点もこの作品のある種の親しみやすさに作用している様に 思うし、静謐を内包した過剰な轟音がライブの現場に逆説的な静寂を齎すのを直接感じ取れ る様な演奏と、録音の臨場感を見るとライブ盤として見ても成功した傑作だと個人的に思 う。その親しみ易さから、不失者の1stと並んで灰野敬二入門に打って付けの一枚ではない だろうか。個人的に最初に入手した氏の作品という事もあり、想い入れのある一枚。

(文:Aro)

 

この作品を灰野敬二のベストに挙げる方も少なくないだろう。トレードマークの轟音ギターは、ほぼ、鳴りを潜め、古代音楽を連想させる静謐なギターで幕を開ける。この神秘的なギターと歌は、世界中どこを探してもない、灰野敬二ならではのものであろう。58分ワントラック、仙川ゴスペル91年12月30日 Live録音。

(文責:宮岡永樹)

 

楽家 灰野敬二さんの録音物の黄金期(と個人的に思っている)は
1989年から1999年の10年です。

海外、徳間JAPANからのリリースされた作品もとても良いですが、
特にPSFから出た作品は内容、音質、ジャケットともに素晴らしい作品が多いです。

しかし、この時期の一番不幸なことは丁度アナログからCDの移行期で
(日本での)アナログレコードでリリースされた作品は「不失者1ST」「平成元年LIVE上・下」「滲有無」のみ(間違えていたら指摘お願いします)

CDの寿命は約30~40年といいますから、80・90年代にリリースされた作品はもうすぐ寿命を迎えるということになります。

2017年からPSF作品を精力的にアナログリリースを行っているBlack Editionsだけが頼みの綱です。
徳間JAPANさんの作品も素晴らしい作品が多いので是非アナログ再発してほしい(徳間さんには15年くらいリクエスト送っていますが、、、)

そんな黄金期の作品の中でも一番聴きこんだ作品は「慈」です。

ギター弾き語りのライブ録音。自分が人に勧めるときは「中世のエレクトリックブルース」と表現しています。

冒頭のSE(GONG「Shamal」)が消えて、ギターの単音が響いた瞬間から灰野さんの世界が始まります。
「ふわふわ」「あっち」「ここ」など「不失者1ST」にも収録されていた曲をアレンジを変えて演奏。

キラキラしたハープからオーケストラ、そして空間を埋め尽くすパイプオルガンのような音を奏でるギター、そして灰野さんの歌声がとても素晴らしいです。
灰野敬二さんの入門編としてもお勧めの1枚です。

祈・アナログ化

(投稿:kkba)

 

 

灰野敬二の歌に、哀しみと歓びを同時に感じるときがある。まるで、人生を歌で凝縮したかのように。この「慈」には、灰野の生き方のようなある種のストイックさが溢れている。このアルバムは、今は無きGOSPELでのソロ・ライブで、終わった後の場内のいつもとは違った不思議な雰囲気が今でも強く印象に残っている。

(生悦住英夫氏・STUDIO VOICE(スタジオボイス)2000.⑦月号VOL.295より引用)

 

 

関連レビュー

http://tel1400.blog.fc2.com/blog-entry-1347.html

 

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PSFD-24,1992年

V.A./Tokyo Flashback 2

9点☆☆☆(宮岡)

 

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予定執筆者(門脇綱生,鈴木カイト,)

 

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PSFD-25,1992年

Ghost/Second Time Around

 

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GhostのP.S.Fレーベルから発表された2hbアルバム。
2017年のディスクユニオンのレーベルのsuper Fujiから発売されたこのアルバムの再発盤CDの帯に書かれていた説明によると結成当時の馬頭將器、瀧澤大志、荻野和夫に加え、このアルバムから、このバンドのギタリストとして加入した元YBO2、White Heavenの栗原道夫、元サバート•ブレイズ、現在は馬頭將器がGhostの解散後に結成したThe Silenceのドラマーの岡野 太が参加。

このアルバムは1stの中世ヨーロッパのトラッド•フォーク、東洋的な民族音楽志向とロックサウンドが融合して、このバンドのアルバムの中では1番聴きやすい。
このバンドの他のアルバムではこの作品の次に発表された寺院と教会で開かれたライヴの模様を収めたライヴ•アルバム「Temple Stone」や
私はこちらはまだ入手していないが後期の頃の倉庫でのライヴの模様を収めた「OverTure」、そしてラスト•アルバムの「In Stormy Nights/嵐の夜に」の2曲目の「Hemicyclic Anthelion/下弦の幻日」のようにフリージャズとゆうのか?
私はこうしたジャンルのアーティストは聴かないので疎いのだが、そうゆう感じの20分以上もの長い、ちょうどピンク•フロイドの1st「夜明けの口笛吹き」に収録されている「Interstellar Overdrive/(邦題『星空のドライヴ』のような長いインプロビゼーションのインスト曲が入っていない事も大きい。
全曲歌詞は英語。

1曲目の「People Get Freedom」は東洋的なハープの音色から始まる雅やかなナンバー。

2曲目のアルバム•タイトル曲の「Second Time Around」は、思い詰めたようなシリアスな雰囲気のアコースティック•ギターとジャズ風のウッドベースの音色が絡み後半のパートからはピンク•フロイドを彷彿させる浮遊感に溢れたギターの音色が
静かなドラマ性を感じさせる曲。

そして3曲目の「Forthcoming From Inside」はスローテンポの最初の2曲から一転してアップテンポのビートが効いたこのバンドには珍しいダンサブルなノリの曲。
この曲を聴くと馬頭の英語の発音が完璧だったら、本当にイギリスのバンドだと思うだろう。
その位、日本人離れした音楽性のバンドだと感じる。

4曲目の「Higher Order」は、中世古楽調の笛の音がフィーチャーされた曲。

5曲目の「AWake In A Muddle」は幽玄としたシンバルの反響音とアコースティック ギターでの馬頭の弾き語りが幻想的な曲。
後半のパートからレッド•ツェッペリンのジョン•ボーナム調のビッグで激しいドラムのビートが鳴り響く展開に。

6曲目の「A Day Of The Stoned Sky In The Union Zoo」は中世的なのと同時にどこか和を感じる笛の音が絡むバラード。

7曲目の「First Dorp Of The Sun」は、聴いていてウットリするようなトロトロと心地良い眠りを誘いそうな穏やかな曲。

8曲目の「ORANGE Sunshine 」は、このバンドにしては珍しく清涼飲料水の商品名みたいな爽やか系のタイトルだな?と思いきや、馬頭自身が書いた、この再発盤CDの解説によるとこの曲のタイトルは80年代に最も有名だったLSDの名前が由来だそうだ。
馬頭の解説と歌詞を読み、勿論、安易なドラッグ肯定ソングではない事はわかるが、意識変容をテーマを描いたこの曲の詩はドアーズのバンド名の由来となったオルダス•ハックスリーの「知覚の扉」のような危険な香りがする。
曲自体は爽やかささえ感じるアコースティックソング。
この曲もツェッペリンからの影響を感じる。

ラストの10曲目「Mind Hill」はシメのラストに相応しく、再び静かなアコースティック •ナンバー。

(文:BADMOTORFINGER)

 

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PSFD-26,1992年

HIGH RISE/Dispersion

 


「Ⅱ」から6年後の3枚目。
dr の氏家さんが復帰した、バンドとしても事実上復活作。
付属ライナーを読むと、89年に一時活動停止していたとの事。
方向性を模索したのかCDフォーマットを意識したのか、10分強の曲が3曲有り曲のバリエーションが豊富。
付属ライナーでは、当時のLiveセットが中心となっているけども。どうだろう。
全体的にBPMは遅め。

独特な、ギターノイズで覆うスタイルは変わらないが分離を意識したのかベースやドラムがしっかり聴こえてとにかくクリア。
後ボーカル、これは意外だった。

どうもミキシング方法を変えたとの事。
後、マスタリングも違うと思う。
この辺に関しては、氏家さんのブログにて確認出来ます。
氏家さん視点からの HIGH RISE 評が読めるので興味ある方はぜひ。

しかし次作の「LIVE」を最後に dr の氏家さん脱退。バンドは dr を変えながら活動していく事になる。

感想。
ぶっといベースが転がってるだけで嬉しかった。けどそれ以上にバランス良くなっていてあれ?とも思った。
あの音像は発明かなと思ったがそうでは無いのかな。
たしかに聴きやすいんだけど。

HIGH RISE で聴いた中でも1番好きなアルバム。
全曲好きだか、1曲となるとラストの「Deuteronomy」になる。これも10分強の曲。
インストで長い曲が好きなんだなと改めて思った。

聴いたのは、2010年以降。震災後。
The Psychic Paramount のアルバム「Gamelan Into The Mink Supernatural」を聴いた時に調べてみたら 、HIGH RISE の影響を感じるとのレビューがあったからという事から。
このバンドも DJ が house にアルバム内曲を mix しててガン踊り中に気になって聞いたらこのアルバムだったと。
すごく遠回りで出会った作品。

 

参考:氏家悠路さんのBLOG

http://yuro-u.jugem.jp/?eid=28 

(文責:タカタ)

 

 

 

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PSF-27,1993年(LPのみ)

White Heaven/Strenge Bedfellow

 

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PSFD-28,1993年

佐藤通弘/魂の音色・津軽三味線・佐藤通弘の仕事

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PSFD-29,1993年

友川かずき/花々の過失

9点☆

 

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PSFD-30,1993年

三上寛/U.S.E

 

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〜関連盤〜

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Fushitsusha – The Caution Appears
Les Disques Du Soleil Et De L'Acier

1995年フランスのレーベルからリリースされた不失者には珍しい曲名無しのインスト作品集。
「Swans meets Charie Parker」
このアルバムに収められている演奏はハードロックにジャズ(ビ・バップ)の加速感を表現した唯一無二のもの。

管楽器も導入せず、ありがちなジャム演奏も行わずロックで
ジャズの方法論を取り入れたのは世界でも不失者だけだと思います。

ラストの曲がアルバート・アイラーを想起させるブルージーな演奏。

祈・アナログ化

(投稿:kkba)